ごみ収集車事故の防止に向けた分析手法の導入

2026/2/25 西宮市議会3月定例会 一般質問 大項目4

課題:
ごみ収集車の事故件数は増減を繰り返し、減少傾向が定着しているとは言い難い状況が続いている。

現在行われている市の対策は、「慌てない」「ゆとりある運転」「指差呼称の徹底」といった個人の意識や注意喚起に基づくものが中心となっている。 しかし、バック事故が依然として多く、誘導員の配置やバックモニターの活用が叫ばれながらも同種の事故が繰り返されている事実は、現状の対策が限界を迎えていることを示唆しています。組織的な仕組みとして事故を未然に防ぐ段階に入っていると考える。

事故を構造的に把握するため、特定要因図を用いた分析なぜなぜ分析を取り入れることを、検討する考えはあるか。

現在、環境事業部ではご説明頂きましたように研修受講などの事故再発防止策のほか、事故の被害状況や回数に応じ、一定期間、運転業務停止命令を出すなど、厳しい再発防止対策にも取り組んでいます。また、各運転手の運転特性を可視化することで運転手の技術やマナーの向上に活かすべく、令和3年度よりごみ収集車の更新時に合わせて順次、デジタルタコグラフの導入を進めています。しかしながら、車両の更新は使用年数10年かつ走行距離10万㌔を条件としており、導入完了まではかなりの年数を要することから、現在、対象車両41台の内13台の導入となっています。

そこで、スマホのGPS機能を利用し急発進・急加速や急ブレーキ、車速なども記録し、一日分を集計し点数化することが可能な運転管理アプリが開発されており、導入費用及び月々の使用料も安価であることから、導入を検討しています。交通事故の再発防止は、個々人の安全運転に対する自覚が第一ですが、組織として、様々な機会を通じて職員の意識改革に取り組んでいくことも重要であると認識しています。この運転管理アプリにより、自身の運転を振り返る機会を設け、交通事故防止につなげていきたいと考えています。

議員ご提案の【特定要因図】及び【なぜなぜ分析】も含め、他自治体や民間事業者などの実例も参考としつつ、より実効性の高い取組手法を検討しながら、引き続き交通事故の発生抑制に努めてまいります。