一般質問③小・中学校の脊柱側弯症検診の精度向上

小・中学校の脊柱側弯症検診の精度向上について質問します。

学校検診において、脊柱側弯症検診は、学校保健安全法に基づき早期発見および重症化防止を目的として実施が義務付けられています。

西宮市における脊柱側弯症検診では、平成10年度以降医師による視触診を行っていますが、限られた診察時間のため、早期発見の難しさや見落としが生じるリスクが当然ながら考えられます。実際に本市でも見逃しがありました。実際、検診での見落としを巡っては、過去に大阪での損害賠償請求訴訟や、川崎市立中学校での重症化を訴える事例など、学校医や自治体の注意義務違反を争点とする裁判に発展したケースがあります。また、本来であれば14歳女子の2.5%程度にみられるはずの発生率が、視触診のみを実施している自治体では低く出ているとの指摘もあります。

資料の④ご覧ください。検診の精度向上を図る医療機器として、背中にしま模様を投影して歪みを可視化するモアレ検査と言うものがあり、兵庫県下では、神戸市、宝塚市、尼崎市、伊丹市、芦屋市など、多くの自治体で採用されています。

また、明石市では、令和6年度より一次検診としてスコリオマップという医療機器を導入しています。前屈した体勢を上部より撮影するもので、前屈することで異常をより捉えることが可能で、モアレ検査と比較しても見逃しも少なくなると期待されているものです。

そこで質問です。

本市が現在実施している視触診による脊柱側弯症検診の課題や問題点に対する教育委員会の認識を披瀝いただくとともに、今後検診の精度向上に向けて、検査機器を導入する考えはありますか。

【答弁】
視触診による脊柱側弯症検診(以下、「脊柱検診」と申します。)では、初期段階における早期発見の難しさや検出率の低さを指摘されており、近年国においても客観性、再現性、データ保存の観点から機器を用いた脊柱検診の実施が推奨されています。

視触診による脊柱検診の課題や問題点、近隣自治体において実施されている検診方法、機器を用いた脊柱検診を推奨している国の動向などを踏まえて、本市としましてもスコリオマップなどの検査機器を用いた脊柱検診の実施が必要と考えております。

既に検査機器を用いた脊柱検診を実施している先進事例を調査研究し、対象者や実施体制などを含め、安定的かつ円滑な早期の実施を目指してまいります。